アイデアが出ないときやるべき3つのこと

アイデアの作り方

ビジネスの現場では、アイデアを考えているけれど何も浮かばない、時間がない、どうしていいかわからない、というふうにアイデアに行き詰まる場面は珍しくないと思います。

私は、プランナーという仕事柄、日々アイデアを量産し続けてきました。日頃どのようにアイデアを出し続けているのか、発想法やコツのようなものを、アイデアに詰まった時に使える3つのポイントをご紹介します。

アイデアのコツ1、困ったら戻る

アイデアに困ったら、まず思考のスタート地点にいったん戻る。これが鉄則です。新人時代にはよく先輩から「困ったらオリエンに戻れ」とよく言われました。クライアントから何を要求されているのか、問題を一から整理することが大切です。

登山では、道に迷ったら無理に下山しようとしてはいけない、という教えがあります。経験上、アイデアの場合も同じように、闇雲に進むだけでは、ますます道が分からなくなり、思考力を消耗するだけ。徒労に終わることがほとんどです。

まずは課題の本質に戻ることをおすすめします。

マジックワードは「そもそも」

「そもそも」を使うと、課題の本質に戻りつつ、自然と課題の輪郭が浮かび上がってきます。例えばこんな具合に。

例えば
  • そもそも事業の理念はなにか?
  • そもそも事業お店の強みは?
  • そもそもなぜアイデアが必要か?
  • そもそも商品やサービスの特徴は?
  • そもそもなぜ商品やサービスを広めたいのか?
  • そもそも商品はなぜ売れているのか?
  • そもそも商品はなぜ売れなくなったのか? など

わたしはブレストで「それって、そもそもどういうことですか?」のような質問をよくしていました。周囲からは「そもそも論」好きだよね、とよく言われていました。しかし、そもそもの投げかけのおかげで、大切な本質に気が付くきっかけが生まれ、議論が白熱する場面を何度も見てきました。

あなたが今悩んでいるアイデアの原点は「そもそも」何ですか?

課題の原点を辿ってみましょう。

アイデアのコツ2、ゼロから考えない

産みの苦しさの正体は、ゼロから産もうとすることにあります。

ゼロから考えない、と話すと、模倣やパクリをすすめるのかと言われてしまいそうですが、決して模倣やパクリを推奨しているのではありません。

アイデアの本質は組み合わせと言われます。

新たな物を作り出すことを「ゼロイチ」といいますが、ゼロからイチを生み出したい時大事なこと、ゼロイチの本質はゼロから考えないことです。アイデアの本質とは既存の事柄の組み合わせにあります。

この辺りのことについては、クリエイターのバイブルとしても知られている「アイデアの作り方」という本にも詳しく書かれていますが、とにかく周囲を見渡して、同じような型がないか探すことが肝要です。

あたりを見回し「他の型」を探る

では、どうしたらいいか。あたりを見回して、他の型を探って、それを参考にアイデアを生み出します。

ライバルはどうか(他社比較)、いままで自社はどうだったか(自社内比較)、それに対しどんな施策を行っているか。異業種で似たような課題は存在するか。それに対しどんな施策を行っているか、など論理的にアンテナを張り巡らせてみてください。

他の型リスト
  • 他社はどんな事例があるか
  • 自社はどんな変遷をたどったか
  • 海外ではどんな事例があるか
  • 他にはどんなプロモーションパターンがあるか
  • 他にはどんな生産技術があるか など

アイデアのコツ3、チェックリストに「当てはめる」

コツ1、コツ2のやりかたで集めた、課題の原点と型を次に紹介するオズボーンのチェックリストに当てはめてみましょう。思いもよらなかった意外な組み合わせが生まれて、新しい切り口のアイデアが生まれるはずです。

オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリストと呼ばれるものです。詳しくはまた別の記事で紹介していますのでよろしければご覧下さい。

事業の理念や、商品の特徴やターゲット、課題や問題点をこのチェックシートに当てはめていってください。商品の新しい価値、技術の他の使い道、販路の海外展開などさまざまな切り口でアイデアがでてくると思います。

まとめ

アイデアとはプロセスが重要です。産みの苦しみ、といいますが、ただ苦しんで苦悶しているだけでは、なかなかいいアイデアは出てきません。

アイデアは力まない姿勢が大事

アイデアは考えることではなく、当てはめるという作業です。下記のポイントをおさえて、力まず淡々と手を動かすことが大切です。

ポイント
  1. 原点に戻る=「そもそも」で原点に戻り、要素を整理する。
  2. 考えない=「他の型」を探して、当てはめる。
  3. 当てはめる=「オズボーンのチェックリスト」に落とし込む

日々アイデアが必要な場面で、ぜひこのやり方を繰り返し実践してみてください。少しずつ、アイデアが生まれる実感が得られると思います。

この記事がアイデアを生み出すきっかけとなれたら幸いです。